日本文化はもっと「娯楽化」すべきだと思う
どうも
僕は着物が私服なだけじゃなくて日本文化全般が好きなんですけどあまり共感はされないというか無関心な人が多いんですよ。「ふうん。そうなんだー。」って感じ...
「知らないだけで体験してくれれば絶対好きになる人いると思うのにな~」と悔しい気持ちになると同時に「でも自分の国のことなのになんでこんなにも無関心になってしまっているんだろう?」と疑問に感じました。
若者の〇〇離れならぬ日本人の日本文化離れ
「若者の〇〇離れ」っていう言葉があります。車だったり時計だったり家だったり昔はごく当たり前に誰もが買っていたものたちが今ではそこまで重要視されていないっていうあれですね。
時代は変化しているのでもちろん流行り廃れがあるのは多少はしょうがないとは思うのですが日本の伝統文化の多くに対して日本人の関心が薄くなっているのではないかと思います。
絶対に原因があるはずなので考えてみたところ
- 変化することを恐れて現状維持ばかりしている
- 現代の人たちにとって退屈
ことが原因なんじゃないかと感じました。
オリンピックの柔道復活の話
この文化の日本人離れの原因は今年行われたリオオリンピックの柔道の復活劇を見て感じました。知っている人も多いと思いますが前回のロンドンオリンピックでは史上初めての金メダル1個のみということで"お家芸"と呼ばれていた柔道は衰退してしまったと言われていました。
かつての武道としての柔道はスポーツとしてのJUDOに
日本の柔道が低迷したと言われる際の理由として「柔道とJUDO」の違いがよく言われていた。日本から発祥した柔道と現代の国際的なスポーツJUDOは違うのでその適応がたりていないと。
ぼくは柔道の競技者ではないので実際のところは知りませんが、少なくとも多くの指導者達はこの違いに気づかず(または気づいていても向き合わない)「武道としての柔道」を指導していてそれが一時期の低迷につながったのかもしれない。
復活のカギは「伝統」の見直しと新たな「挑戦」
お家芸復活を任された井上康生監督が今まで良しとされてきた「伝統」を見直していらないと思ったものはすべてなくしました。さらに科学的、筋力トレーニングを取り入れたり、色々な武道を経験させたりなど新しい取り組みに積極的にチャレンジした結果柔道は過去最高クラスに良い成績を残すことができました。
「文化」や「伝統」は時代に合わせて変わっていくもの
僕が柔道の復活で1番強く感じたのは「伝統」や「文化」のこれからのありかたです。
日本には数多くの文化や伝統を存在していて自分はそれらが大好きでもっと広まってほしいと思っています。だけどその多くの勢いがすこしばかり弱くなっているのではないのかなと感じています。ちょうど4年前低迷したと言われた柔道のように。
もちろん今までの良いところは残すべき、でも変えるべきところは変わらないと生き残れない。変化することは怖いけれど何もしなければ廃れていってしまう。それに何もしなくても気づいた頃にはもうすでに変わっていることもある。何もしなくても変わってしまうのだったら現状維持は賢い選択ではない。
「伝統」「文化」は見直していきながらも新しいことにドンドン取り組んでいく必要がある。
大好きな日本文化はずっと残っていてほしい。
だからこそもっともっと変わるべき。
日本文化はもっと"娯楽"にしていい
これはぼくのとっても個人的な意見なんですけど「文化」や「伝統」はもっと娯楽化して良いと思います。着物もそうだけど昔から続いてきた文化や伝統ってどうしても「堅苦しさ」や初心者が入りづらかったり現代の人たちがワクワクするような要素が少ない。(どうして日本人は「着物」を着ないのか原因と対策を元アパレル店員が真剣に考えてみる - 粋いきがいどさん)
長々と語っていましたが要は日本文化をもっと「エンターテインメント」にすればいいと思います。
インターネットで目が肥えてしまった現代の人にとって現状ではあまり響かないかもしれないけどやりかたを変えて新鮮で感動するものにすることができればきっとウケるはず。
それくらい素敵な文化を日本は持っている。
この記事書きながら自分がやりたいことはこういうことなんだと整理されました(=゚ω゚)ノ